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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.82 スゴイ技術で活躍の「かわさきマイスター」

    2022/03/15
      ダイナミックな盛り付けが目を引く「かわさきマイスター」の食品サンプル。

     春到来!心がホッとする暖かいシーズンがやって来ました!そんな今号お届けする話題は「職人」。皆さん、川崎市内には「かわさきマイスター」と呼ばれる職人がいらっしゃることをご存じでしょうか?平成9年度から手や道具などを駆使し、スゴイ技術でモノ作りをされている技能職者を「かわさきマイスター」として認定しているんですよ。
     市内の達人には「工業」「衣」「食」「住」とカテゴリーがあり、そこには「左官職」「メッキ加工」「美容師」「和服仕立業」「洋菓子士」や「そば職人」…、意外なところでは手作りの人形制作をする「人形師」や尺八を作る「尺八製管師」などさまざまな達人が認定されているんです。普段の活動は、それぞれの職人としての仕事ですが、それ以外にも講習会や教育現場での実演や体験授業、イベントでの展示などを行っていて職人の技を身近に感じてもらえるような活動もされているそうです。
     ちなみに先日ワタクシがお邪魔したのは、川崎市宮前区で工房を営んでいる食品サンプルの「かわさきマイスター」のところ。いわゆるレストランや喫茶店で本物そっくりに置いてあるメニューのサンプルを作っている工房なんですが、食品であればなんでも写し取り本物そっくりに作り上げる技術は見事でしたよ~!本物だとすぐに傷んでしまいますが、サンプルなら永久にその鮮度感を保つことができる!もちろんそれを表現する技術がないと!ですが。
     食品サンプルは奥が深く、ナポリタン一つとってもお店によってはケチャップを使っていたり、使っていなかったりで色合いは変わってきますし、お店のメニューにいかに近づけて作れるか!?がポイントなんだそうです。
     職人さんは縁の下の力持ちという存在が多く、その匠の技を実感することはなかなかないかもしれませんが、川崎にはスゴイ技術をもつマイスターが実は多くいらっしゃると知りました。自分も喋り手としてのマイスター(職人)になりたいですね。まだまだ頑張らないと!

    文・写真 街角リポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪