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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.59 変身っ!多摩川に水門誕生

    2018/05/11
    • 多摩水道橋近くの河川敷にできた五反田川放水路の水門。

     今年はお花見があまりできなかったので、初夏を楽しもうと思っているフジタです!ということで、ミスモアネックス初夏号の話題は多摩川!このコーナーでも取り上げたことがありますね。山梨県を源流とし、神奈川県と東京都を跨いで東京湾まで流れている一級河川で、自然豊かな風景が広がる場所から、街中そして工業地帯や羽田空港なども見える河口までと、全長約138㎞に渡っていろいろな表情を見せてくれる川でもあります。

     新緑の時期にリバーサイドを歩くのもオススメと思い、先日取材を兼ねて足を運んだのですが、そこでビックリしたことが!久しぶりに訪れた多摩川、JR南武線の登戸駅から川へと向かったのですが、川に架かる多摩水道橋付近の河川敷に何やら新しい建造物ができているではないですか!そこはかつて売店や貸しボートなどもあって、本誌でも紹介したポイントだったのに、それらがなくなり、代わりに重機が入って工事が行われていたんです。しかも、コンクリート製の大きな建造物まで誕生している!

     実は、多摩水道橋近くの河川敷で行われている工事は、川崎市麻生区から多摩区を流れる五反田川の水を多摩川に放流するための放水路や水門作りだとのこと。水路は地下に作られていてその出口、最下流部となる多摩川の河川敷に水門ができていたんです。ちなみに工事案内板を見ると、平成27年ぐらいから行われていたみたい。全然知らなかった!以前あった広場などはなくなり、新しくできた放流施設など水門の周りはきれいに芝生が敷いてあり、道も新しくなっていました。

     この五反田川放水路は大雨の時など、五反田川の水を直接多摩川へ放流させることで洪水を防ぐための施設になるとのこと。工事の期間は平成31年の3月末ぐらいまでの予定なので、完成した折りには、また貸しボート屋さんに戻ってほしいなぁと思いながら、工事の様子を眺めていました。新緑の季節、リバーサイドウォークではなくなってしまいましたが、思わぬ河川敷の変化、工事の様子を見ることができて楽しかったです!

    文・写真 街角リポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪