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藤田優一君の街角ワンショット

    vol.25 ペットボトルが何度も甦る?!

    2013/11/01
    • matikado_25
      石油いらずでペットボトルを再生しているペットリファインテクノロジー。

     11月号のミスモアネックスです。この連載も気がつけば3年目に突入!!早いものですね。そんなに連載していたなんて。これからも川崎の話題を中心にいろいろと綴っていきますので、よろしくお願いします。

     さて、今回は麻生区からちょっと足を延ばして、川崎区の工業地帯の話題をお届け。京浜工業地帯として日本の高度経済成長期を支えてきた川崎区の沿岸部で、日本のものづくり産業の現場ともなっている場所。その川崎区の扇町。JR鶴見線の終点、扇町駅のそばにペットボトルのリサイクル工場があるのをご存じでしょうか?その名も、ペットリファインテクノロジー株式会社。ものづくりでも、こちらはリサイクルでのものづくり。 と、言ってもペットボトルのリサイクルなんて、他でもやっているのでは?いえいえ、ペットリファインテクノロジーでは、使用済みペットボトルから、またペットボトル用の原料(樹脂)を作り出すという循環型リサイクルを商業ベースで実施している、日本で唯一の会社なんです。なんでも、日本でココだけというケミカルリサイクルという方法…。これは使用済みペットボトルを化学的に分子のレベルまで分解し、異物も色素も取り除き、また、それを樹脂にするという非常に高度な技術を要するやり方なんだそうです。

     だからこそ、100%リサイクルが可能になっているんだとか。ちなみにペットボトルを作るには最初は石油を用いるわけですが、ケミカルリサイクルをすれば使用済みのものから原料を作り出すので、また、それでペットボトルを作り、また、その使ったものをケミカルリサイクルして原料に100%戻し、またペットボトルにと、半永久的に石油いらずでペットボトルを作ることを可能にしているんです。ペットボトルは大事な資源。川崎の街で日本で唯一のリサイクルをしている工場があるなんて!これからは、ペットボトル飲料を飲むときも、ちょっと意識しちゃいそうですね。

    文・写真 街角レポーター 藤田優一
    1年365日行脚(あんぎゃ)している、はぁ〜いフジタでェ〜す!!地元神奈川のことならなんでもお任せ!明るく元気なのが一番の取り柄です。街で見かけたら是非声をかけてくださいね〜♪