vol.48 起伏激しい宮前区の坂道ウォーク　

• 

• 坂のてっぺんから富士山が見える「富士見坂」。

　 みなさ〜ん、お元気ですかぁ？梅雨も明け、そろそろ夏休みのシーズン。お出かけのプランなど立てられている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか？遠出もいいけれど、ちょっと近間をぶらぶらというのも、なかなかいいもんです。今回は、そんな気軽なお散歩におすすめの、川崎市宮前区の坂道の話題をお届けしましょう。
　宮前区は、実は坂が多い街だということをご存じでしょうか。宮前区は多摩丘陵の東端にあって、土地の起伏が激しいエリアなんだそうです。高低差でいうと、30～40ｍの起伏が多いとのこと。すごいでしょう？
　坂道っていうと、「キツい」とか、「疲れる」なんて思ってしまいがちで、ネガティブに捉えてしまう方も多いかもしれませんね。しかし、宮前区はそんな坂道をポジティブに！身近に感じてもらい、かつ、健康作りにも役立ててもらおうと、逆の発想で坂道に名前を付けて、「坂道ウォーク」としてＰＲをしているんです。
　その数は、代表的な坂道だけで18箇所。ほかにも、昔からある名前の付いた坂道を入れれば、なんと38箇所もあるんだとか！さすが、ＰＲするだけあって、かなりありますね。ちなみに坂の名前は、「梅の木坂」や「見晴らし坂」、アノ曲と同じ？の「さくら坂」や、坂道なのに「たいら坂」なんて変わった名前のもあるんですよ。
　ワタクシが個人的に好きなのは、東急田園都市線の宮前平駅前から宮前区役所方面へと延びる、「富士見坂」。ここは、坂の一番上から富士山が見える、素晴らしい坂なんですよ。あと１つは、鷺沼駅から近い「春待坂（はるまちざか）」。西向きの斜面で、桜の咲くのが少しゆっくりなことから、春を待つ…春待坂になったという、その由来が素敵な坂で、ここもオススメ。遅い桜を愛でる時季にもに出かけたいものです。
　夏場の炎天下は厳しいけれども、夕方や日が落ちてから、健康のためにも、坂道をゆっくりお散歩してみてもよいかもしれません。