第50回 カステーラ(岐阜県恵那市)
2018/01/27松浦軒本店
TEL 0573-43-2541
FAX 0573-43-2594
住所 岐阜県恵那市岩村町本町3-246
営業時間 8時30分~19時30分
定休日 無休
カステーラ 1本480円
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住所 岐阜県恵那市岩村町本町3-246
営業時間 8時30分~19時30分
定休日 無休
カステーラ 1本480円
210年以上、ポルトガル伝来の製法で作り続けられているカステラの原型。江戸時代に岩村藩の藩医が長崎で蘭学を学んだ際、カステラの製法も修得。菓子づくりを生業としていた松浦家に伝授したのが始まりとされる。
現代の長崎カステラのように大きな木枠に生地を流し込むのではなく、パウンドケーキのように1本ごと銅製の小釜に流してオーブンで焼くという製法。大正時代までは炭火であぶっていたという。
卵、砂糖、小麦粉などを混ぜた生地はゆっくり時間をかけて攪拌することできめ細かな仕上がりに。季節によって卵の水分量が違うので調整が難しい。こんがり焼き色がついた素朴な姿。食べてみると香ばしさと歯ごたえがある。ざっくりした甘みでくどくないので、どんな飲み物とも合う。卵が貴重品だった昔は病人食として利用されていたことも。その名残か、今でも食欲のないときに口にするお年寄りが多いとか。普段遣いはもちろん、江戸の味を唯一伝えるカステラとしてお土産にも。