第36回 藤団子(愛知県名古屋市)
2016/06/25 まず美しい色合いに目を奪われる。5色の環を麻ひもで結わえた愛らしい姿も魅力的だ。藤の花房に見立てたという藤団子は、熱田神宮ゆかりの菓子で、しばらくの間途絶えていたのをきよめ餅総本家の店主が復元し、銘菓としてよみがえらせた。今は砂糖と寒梅粉で作っているが、かつては蒸し餅を使っていたことから団子と呼ばれていたとか。5色使いは薬玉の色にも通じ、厄除けや五穀豊穣などの願いが込められている。
作り方はシンプルだが、一つひとつ手作業のため完成までに3日を要する。砂糖と寒梅粉などを水で練り上げて搗き、棒状に伸ばしたら短く切って環に。2日ほど常温で乾かしたら麻ひもでつなぐ。繊細で手間がかかるので量産はできない。干菓子だが、半生なので硬すぎず食べやすい。ほんのりした甘みも上品だ。黄色と緑には柚子油を使っているので、かすかに清涼感も感じられる。お茶席で人気の一品。店頭での販売は毎月15日のみという貴重な菓子だが、事前に予約をすれば入手も可能(日持ち7日間)。
作り方はシンプルだが、一つひとつ手作業のため完成までに3日を要する。砂糖と寒梅粉などを水で練り上げて搗き、棒状に伸ばしたら短く切って環に。2日ほど常温で乾かしたら麻ひもでつなぐ。繊細で手間がかかるので量産はできない。干菓子だが、半生なので硬すぎず食べやすい。ほんのりした甘みも上品だ。黄色と緑には柚子油を使っているので、かすかに清涼感も感じられる。お茶席で人気の一品。店頭での販売は毎月15日のみという貴重な菓子だが、事前に予約をすれば入手も可能(日持ち7日間)。
きよめ餅総本家
ご注文・問い合わせ
052-681-6161 FAX052-681-6160
名古屋市熱田区神宮3-7-21
営業時間/8時30分〜18時30分
定休日/無休
藤団子 5房入り1,180円http://www.kiyome.net