ふるさとの銘菓
全国の郷土のお菓子を紹介。実際に食べての味わいや食感、歴史や開発秘話も。
※2019年10月の消費税法改正法等により、料金が変更になっている場合ございますので、店舗に確認の上、ご利用ください。
第91回 元祖みそぱん(福島県福島市)
2024/10/26駒田屋本舗
ご注文・問い合わせ
TEL024-522-4729
福島県福島市荒町5-29
営業時間/8時30分~18時(土日祝〜17時)
元祖みそぱん 10個入り 1,190円
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TEL024-522-4729
福島県福島市荒町5-29
営業時間/8時30分~18時(土日祝〜17時)
元祖みそぱん 10個入り 1,190円
江戸時代後期から続く福島の老舗和菓子店、駒田屋本舗。看板商品の「みそぱん」は、味噌と小麦、砂糖で作られた郷土菓子だ。駒田屋本舗八代目の渡邊浩光さんは誕生の経緯をこう語る。
「約40年前、味噌入りの生地で包んだみそまんじゅうを食べたお客さまから『まんじゅうの皮だけが食べたい』という要望をいただき、生地だけを蒸したのが始まりです」。福島産の甘麹味噌とザラメ、沖縄の黒糖をブレンドした生地は、絶妙な甘じょっぱさと、ふんわり軽い食感が特長だ。午前中の早い時間帯には蒸したてを求めて地元のファンが訪れる。家に持ち帰っても出来たての味を楽しめるよう、包みのままレンジで加熱できるのがうれしい。近年はチーズ入りみそぱんも仲間入りした。
「インスタグラムでみそぱんをもっとおいしく食べるためのアレンジを提案された方がいたのです。味噌とチーズは発酵食品なので相性が良く、当社で試作を繰り返し、商品化に至りました」。いつの時代も消費者の声を大切にする、老舗の心意気だ。